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妊婦健診での超音波検査

産科では超音波検査(エコー検査)は本当に便利なもので、これによりたくさんの情報を得ることができます。
妊婦さんたちも、超音波検査の時は、担当医と和やかに話をしながら、エコー画面に映しだされる赤ちゃんの様子を見ています。

妊娠初期には必ず確認しないといけないことがいろいろあります。

妊娠が正常に経過するかは、まず、受精卵がきちんと子宮内腔に着床しているかどうかを確認することから始まります。それで初めて正常妊娠といえます。
そして、赤ちゃんの心拍があるかどうか、赤ちゃんは何人いるか、そして、赤ちゃんの大きさはどれくらいかも確認します。

かつては、最終月経から妊娠週数や予定日を算出していましたが、今は超音波検査で赤ちゃんの大きさを測定することで妊娠週数や予定日が算出されます。
それは、たまに着床月経なのか、月経なのかわからない方もいらっしゃり、そのような場合は妊娠週数が約1ヶ月ちかくずれることになります。
そのような誤差をなくすために、胎児の発育に個体差がほとんどない妊娠初期に、超音波で胎児の頭の大きさや、お尻の先から頭の先までの長さを測ることで妊娠週数を正確に知ることができるのです。

妊娠中期以降の超音波は主に、赤ちゃんの発育を確認したり、内臓や背骨の形に異常がないかどうかを確認します。
またお母さんの子宮頚管長を測って、早産のリスクがないかどうかを確認したりします。
そして、胎盤の位置が正しい位置にあるかどうかも確認してゆきます。

超音波検査をする週数は大体決まっているのですが、お母さんたちの安心につながるように、毎回の妊婦健診で赤ちゃんの様子を見せてくれる施設もあります。
また、施設によっては超音波検査をするのは、助産師である場合もあります。
赤ちゃんのこと、ご自分のことで不安なことがある場合は、ためらわず医師や助産師に相談してみましょう。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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2023-01-29 | Posted in BLOG