基礎体温を測りましょう

基礎体温ってよく聞きますね。
基礎体温って何でしょうか。
基礎体温とは
基礎体温とは、起床時の安静な状態で測定した体温のことです。
体温は、運動や食事、感情の起伏、基礎代謝などが影響しています。
基礎体温はこれら体温に影響を与えるようないろいろな条件を避けて測定した体温のことをさし、生命維持のための最低限の体温のことを言います。
何のために測るの?
基礎体温を測定することで、卵巣機能の状態を知ることができます。
排卵の有無、卵胞期、黄体期の長短などの黄体機能の状態、妊娠の早期診断などがおおよその感じでわかります。
つまり、
*妊娠をご希望のご夫婦が性交のタイミングを取るとき
*避妊の参考
*月経不順の原因を調べたいときや経過観察 など
このようなときだけではなく、
ホルモンバランスの状態がわかり、体調管理に役立ちます。
基礎体温は簡単で低コストに測定できます。
上記のようなお悩みがあり、婦人科を受診されるときはぜひ基礎体温をつけて受診されることをお勧めいたします。
慣れないうちは、測り方によって数値が安定しないこともありますので、できれば2~3クールは測定して大まかなリズムをつかみ、医師に相談しましょう。
基礎体温の特徴
女性は排卵によって基礎体温が低温相と高温相の2相性を示します。
その差はおよそ0.4℃で、これは黄体ホルモンの発熱作用によるものです。
基礎体温のはかり方
通常、熟睡後の覚醒時体温を、婦人科体温計を使って舌下で測り、基礎体温表に記録します。
測定できなかった日があった場合は、空白にしておき、前後の記録を線で結ぶことはしません。
特に体温に影響をするような事柄があった場合、例えば「風邪をひいてしまった」などという場合は、そのことを記録しておきましょう。
毎日決まった時間に測定するのが望ましいのですが、夜勤をしている、もしくは前の晩に夜更かしをしてその時間に測れなかった、などという場合は、最低でも4時間以上眠った後で計測しましょう。
妊娠の確認
妊娠が成立して妊娠黄体ができると、高温相が妊娠13週から16週ごろまで持続します。
月経黄体は通常、約14日間なので、排卵後高温相が18日以上持続すると、妊娠である可能性が高く、21日以上持続するとほぼ確実に妊娠であると考えられます。
ただし、病的に基礎体温の高温が持続することもありますので、これだけでは確実な妊娠兆候とは言えません。
最後までお読みくださりありがとうございました。
*神戸・芦屋・西宮*女性とマタニティのための鍼灸サロンはLilium(リリウム)へ
